2010年5月21日金曜日

三島を学ぶ&三島を歩くを開催します!


 昨年度は5回おこなった「三島を学ぶ」、今回の第6回は学んだあとに実際にそのフィールドを歩いてみようということで、「三島を学ぶ」を29日(土)14:10~16:10、「三島を歩く」を30日(日)8:30~に連続して開催します。

 さて、今回の「三島を学ぶ」の内容は「西方・日向山のくらし-大正から戦後の食糧難を生きた人々」です。三島町に限ったことではないのですが、戦後の食糧難はひどく、奥会津ではどんどん山を切り拓いていました。今の杉や松の植林しているところの多くは田畑だったみたいです。

 現在、三島町で自然公園として親しまれている美坂高原、その園内にある百年杉から奥に日向山、地元ではヒンムキと呼ばれる山があります。今ではもちろん、誰も住んでいませんが、その山には大正の頃には一年中住みこんで炭焼きをやっていた家があり、また戦後の食糧難の時代には十数軒の小屋が建ち、夏の間にはジサマやバサマが移り住み、カノ(焼畑)でさまざまなものを作っていました。

 今回の「三島を学ぶ」では、お嫁さんとして、ジサマやバサマのお手伝いに毎日ヒンムキに通っていた渡部ヨシ子さんと小池久美子さん、国から地区の森を守り抜いた功績により、ヒンムキ周辺で炭を焼く権利を得た小松為吉翁を曾祖父に持ち、自らもお母さんに連れられヒンムキに通っていた小松昭八さんに、当時の思い出を語っていただきます。また、歴史的な背景などの解説を三島町文化財専門委員の小柴吉男さんにお願いしています。

 出作り小屋の暮らしを、食糧難の頃とはいかなる時代であったかをお聞きする貴重な機会ですので、興味がありましたら是非、ご参加ください。

 詳しくはこの更新に貼り付けた、チラシをご覧ください。また今回から会場が「いまここカフェ」から三島町役場に併設された町民センター内「ふれあいの間」になりましたのでご注意いただきたいと思います。

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