2009年12月20日日曜日

青空と白い枝



  今日も、雪が降り積もりました。





 午前中、カワイ&あおいで除雪作業を2時間ほど。
 特に、カワイは、屋根に登って雪を下ろすところまでやりました。










 
 朝のうちは、ひたすら降り続いた雪も、お昼前にぱたっと止み、晴れ間が見えてきました。
 青空と、雪を被った木々の白い枝のコントラストが、それはそれはきれいです。

2009年12月18日金曜日

いまここカフェ雪景色



































 昨日の午後から降り始めた雪が、思いがけず大雪に。

 融雪のことを考えなければいけないとスタッフで話しつつ、日々の業務にかまけて伸ばし伸ばしにいているうちに、本格的な積雪になってしまいました・・・。
 とにかく今日は午前中、いまここカフェの前の駐車スペースを、くら&あおいで、スノーダンプとスコップでちまちまと除雪しました。
 天気予報によると、22日まで雪の予報。降り続く雪に今後が思いやられるものの、いまここカフェから見える雪景色は今、最高です!

2009年12月16日水曜日

いまここクリスマス for キッズ

 12月11日、いまここネットの企画で、三島町町民センター大ホールにて「いまここプレゼンツ ひとあしはやいクリスマス」と題したクリスマスイベントを行いました。

三島の子どもたちに一足早くクリスマスを楽しんでもらおうという企画です。










Present 1は「自然の恵み 蜜蝋キャンドル作り」
 クリスマスを彩るロウソクを自分たちで作りました。材料は蜜蝋。ミツバチが蜜蝋を作り出す過程や、ミツバチ一匹が一生のうちに集められるハチミツの量などの説明を聞いた後、芯になる糸を蜜蝋の中に入れてロウソクをすこしずつ太らせていきました。
貴重な自然の恵みで作ったロウソクを子どもたちは大事そうに持ってかえり、特別な日に火をつけると約束してくれました。










Present 2は「クリスマスコンサート ミニオペラ公演」
 山形大学でピアノと声楽を学んでいる、鴨居 妙(かもい たえ)さん、 氏家 知(うじいえ ちか)さん、宮入月子(みやいり つきこ)さんたちによるミニコンサートを行いました。
普段聞き慣れているどんぐりころころなどの童謡も、彼女たちが歌えばとてもかっこよい曲に早変わり!子どもたちもびっくりしてました。すてきな歌と演奏を聴かせてくれたお礼に、子どもたちが作った蜜蝋を彼女たちにプレゼントしました。

 いまここスタッフのあおいさんによる手作りお菓子を食べながら、奥会津のクリスマスその1はひとまず、穏やかに終了しました・・・・・・つづく。

2009年12月15日火曜日

講座「三島を学ぶ」第2回開催しました!


13日(日)午後からは講座「三島を学ぶ」第2回「中世の三島町―山ノ内一族の興亡―」を開催いたしました。前回に引き続き、講師は三島町文化財専門委員の小柴吉男氏にお願いしています。氏は今回、A4で5枚にも及ぶ資料をお作りになっており、たいへん力のこもった講演となりました。

ちなみに小柴氏は御年85歳!パソコンがお得意で、配布した資料はWordを駆使し、人の名前などわかりにくい漢字には読者を考慮しルビまで振っています。私が歳をとった時、最先端を機材をはたして使えるかを考えると、ちょっと疑問です。小柴氏の飽くなき探究心には頭が下がるばかりです。

さて、今回の内容は中世、いわゆる源平合戦で源氏が勝利し、その家臣である山ノ内氏が只見川流域に入った時期からはじまります。ただ、歴史書、家系図というものは不確かなものらしく、例えば山ノ内氏の家系図は何種類もあり、確実なものは不明らしいです。

文献史料は全てを信じてもダメ、だからといって、全てをウソだと決めつけるのも、もったいないそうです。「史料批判」などと言うそうですが、タイムマシンで当時をみることができない現在、史料の真偽を判断する眼を養うことが重要なのだとか。

といっても、ずっと信頼できないと思われていた文書が遺跡の発掘で真実性を帯びてくることもあるそうです。『西方正統記』という文書はすごく怪しいものだったらしいのですが、文書掲載の絵図が三島町の西方地区で発掘された鴫ヶ城(しぎがじょう)跡と類似点が多く、すべてが創作ではないことが明らかになったそうです。

歴史学だけではわからなかったことが考古学の観点からわかるようになる。一辺倒のやり方では限界はあるけれど、他のやり方をすれば問題が解けることもある。これって色々なことに応用できそうだなとお話をお聞きしていて思いました。

さて、内容にもどりますと、山ノ内氏関連の城や柵といったものは三島町に10数か所あるそうで、そのなかで数ヶ所しか発掘されておらず、まだまだわかっていないことも多いそうです。ただ、山ノ内氏は当時の中国渡来の青磁がいくつもみつかっており、お金持ちだったようです。江戸時代に入る前に滅び、有力大名の家臣になる者、米沢など他の地に移り住む者などもいたというお話でした。

三島町には山内という苗字の方が何軒もありますが、そのなかには子孫である可能性が高い家もあるけれど、確かなことはいえないとのこと。ただ、明治に北海道に移住し、大正時代に朝鮮半島から宮下地区の神社改築の寄付をした方がいたとか。他にも20年ほど前、西方地区出身であることが明らかな古い家系図を持って三島町に訪れた方がいたらしいです。百年、もしくはもっと前にこの地を出た方が自分のルーツを知りたくて三島に帰ってくる、ロマンがある話だと思います。

刺激的な内容でしたが、まだまだ三島の中世ってわからないことが多いのだとも感じました。支配者である山ノ内氏だけでなく、その家臣や村人たちはどんな生活をしていたのか、興味はつきません。

ただ教えてもらうのではなく、自分から学んでいかなくてはとも思います。さしあたっては、古文書を読むスキルが欲しいです。中世や近世の難解な文書を読み解く快感ってのを味わってみたいなぁ。


長くなりましたが、次回予告です!第1回で縄文・弥生、第2回で中世と来ましたので、今度は三島の古代を学びたいと思います。といっても三島町では遺跡も文献もほとんどまったくない時代、けれど当時を偲ばせる伝説がいくつもあります。例えば、大石田地区にかつて三十六の坊があったともいわれる大高寺や早戸地区にあり1200年前に開湯したという伝承のある鶴の湯などを取り上げる予定です。タイトルは「伝説から三島の古代を探る(仮)」。

次回講座では歴史的事実であるかは何ともいえないし、言うこともできないでしょう。ただ、現在まで伝説が語り継がれてきたということは確か。そういった人々の想いを、そのロマンを考えてみる場であればと考えています。

日時は1月30日(土)の14:00~16:00、場所はいつもと同じ「いまここカフェ」です。講師はおなじみ小柴吉男氏にお願いしています。詳細が決まり次第、本ブログでもお知らせいたします。

竹島善一氏ギャラリートーク開催!


現在、「いまここカフェ」にて開催中の写真展「エチオピア 1973」、写真を撮影された竹島善一氏が13日東京からはるばる三島町に来訪され、ギャラリートークをおこないました。

1973年、当時のエチオピアはどんな国だったのか、70枚近い写真群は何を切り取り、何を訴えるものなのか。竹島善一氏にしては珍しいカラー写真である理由をはじめ、アフリカ・エチオピアの人口爆発や各部族の抗争といった諸問題とも絡み、大変刺激的で考えさせられました。

また、革命前の皇帝は日本の柿が好きだったらしく、それは会津の「みしらず柿」の可能性があったことなど、会津との意外な関連を示すエピソードもあり、大変興奮いたしました。

ギャラリートーク後、展示されている写真への印象がガラリと変わりました。撮影された方の生の言葉を聞けるって本当にイイものですね。

写真展「エチオピア 1973」は今月の20日(日)までの開催です。写真だけでなく、エチオピアのイコン(聖画)やショールといったモノも展示しておりますので、是非この機会に足をお運びください。

2009年12月9日水曜日

いまここカフェで お待ちしています。

 ここまで来て・・・ですが、 いまここネットの経緯を少しご説明いたしましょう。

 出だしは、三島町エコミュージアムプロジェクト。3年ほど前にさかのぼります。エコプロ事務局は役場にあり、役場職員と町民から有志を募って始まりました。
 その後、 会議やプログラムを幾度となく繰り返すうちにメンバーが入れ替わり(消えたり増えたり)、今年、2009年の3月に最終的に残っていたメン バーが、エコプロから離れて自分たちで活動を始めようとスタートしたのが「いまここネット」です。そのときのメンバーは、気づいてみれば、役場職員数名の ほかにはIターンして三島町に住むようになった若い人たちがほとんどでした。

 その、Iターン組のなかからヤギが代表となり、旧物産館をいまここネットの拠点にしようと町から借りたのが6月半ば。さらに、スタッフ3人が常駐する形で活動を開始したのが今年の8月と、生まれたばかりの組織です。(現在は任意団体)
 代表者はヤギ。実働しているスタッフは、くら、カワイ、あおいの3人。そのほかに正会員としてのメンバーが1人、サポートメンバー、賛助会員が合わせて10人弱います。

 「いまここネット」を立ち上げる際の理念は、

 いま ここで できることから
 一人の思いを みんなで実現する

ということでしたので、現在は講座やミニイベント、写真展などを開催したり、畑を借りて豆を作ってみたりするところから始めています。

 当初から、誰もが気軽に集えるコミュニティカフェをオープンさせたいというメンバーの希望があるものの、借りている物産館でカフェを営業させるには厨房等の改装が必要となるため、その夢を実現させることが、近いところでの目標となっています。
 最初は町民のみなさんから、夜な夜な明かりが灯るあやしげな場所と思われているフシもあったようですが、畑をやったり、地元の団体と共催してイベントを 行ったりしているうちに「いまここ」の名前を覚えてもらえるようになり、少しずついまここカフェに入ってきてくれる住民の方が増えました。

 「いまここカフェ」は、いわゆる喫茶店としてはまだ営業していませんが、どなたでもお立ち寄りいただけます。
 場所は、三島町の元物産館。隣にはふるさと荘、向かい側には日帰り温泉施設「桐の湯」があります。入り口の「imacoco CAFE」の看板が目印です。
 皆さんのお越しを、スタッフ一同お待ちしています!

2009年12月6日日曜日

冬休みフットサル大会開催!


スポーツの秋は終わりましたが、いまここネットでは室内サッカー(フットサル)大会を開催いたします!

日時は12月22日(火)と23日(水)の18:00から。場所は三島町西方地区にあります「森の校舎 カタクリ」のカタクリ体育館です。参加条件は特になし。町内・町外を問わず、年齢制限もありません!

だけど、小さな子どもと大人が対戦すれば、やっぱり大人が勝っちゃいます。というわけで今回のフットサル大会はハンデ戦、チームの得点がスタート時に異なります。

大人対高校生 ハンデなし
大人対中学生 0対3
大人対小学生 0対5

チームの女性がいる場合は、さらに人数分×1点!

たとえば・・・
大人対小学生女子5人の場合 0対10
小学生男子5人対小学生女子5人の場合 0対5 となります。

なお、前半10分・後半10分(休憩は3分)で一試合となります。
参加チーム数により変動しますが、総当たり戦(リーグ戦)を考えています。

参加費は1チーム500円(学生チームは無料)です。参加申し込みは12月18日(金)18:00までとなっております。

申し込み・お問い合わせは、右の自己紹介にある電話番号かEメールにお願いいたします(本更新へのコメントでも構いません)。

皆で身体を動かし、冬の寒さを吹き飛ばしましょう。ご参加お待ちしています!

2009年12月5日土曜日

ローソク作り体験&ミニオペラコンサート開催!


今年も残りあとわずか。12月といえば、そうクリスマスです!

いまここネットでは「ひとあしはやいクリスマスを皆様に!」をコンセプトに、蜜蝋によるローソク作り&ミニオペラコンサートを開催いたします。

蜜蝋(みつろう)ってお聞きになったことがあるでしょうか。ミツバチ(働きバチ)が巣作りのために分泌する蝋なんだとか。今回はこの蜜蝋を材料にローソクを作っちゃいます。講師はスタッフのクツワタ。クリスマスを彩る、自分だけの手作りキャンドル、なかなかロマンチックだと思いますが、いかがでしょうか。

その後は、山形大学のYCM(声楽専攻の学生を中心に構成されたクラブです)の方々をお呼びしてのミニオペラコンサート。オペラの歌声が町民センターに響き渡ります!

開催日は12月11日(金)の16:00~18:00、場所は三島町役場となりの町民センター大ホールです。参加費はおやつがついて300円となっております!詳しくは、本更新の画像をご覧ください。

皆様のご参加を心よりお待ちしています。もちろん町内だけでなく、町外からの参加者も大歓迎です!