2010年1月11日月曜日

会津若松十日市

 昨日は、会津若松の十日市でした。
 東北電力と只見川電源流域協議会の関連で、三島町、金山町、昭和村が合同で出店をしたのですが、三島町のブースにいまここネットも、関西風雑煮を引っさげて参加しました。

 なぜ、会津で関西風雑煮なのか?といいますと、スタッフ/カワイの出身地が大阪で、専門が民俗学。お雑煮は出身地や家庭により様々な様相を呈し(!)、学生同士で話してもかなり盛り上がるらしいのです。折りしも正月明け。それなら、関西風雑煮を出してみたらどうか?ということになり、今回作ることになりました。
 ちなみに関西風の雑煮は、白味噌仕立て。具は、カワイの家ではモチのほかには大根、サトイモだけなのだそうなのですが、それに加えてにんじんや青菜を加えるところもあるようです。


 まずは、カワイがお正月休みに実家に帰った際、白味噌を購入してくると同時に、“おかん”に作り方を伝授してきてもらいました。それをもとに前日だしを取り、野菜を下茹でして現場に持ち込み、十日市当日に味付けをしました。時間的都合で予行演習もなく、ぶっつけ本番。
 カワイに味を見てもらいながら、あおいが調味し、それらしい白味噌仕立ての関西風雑煮が完成。あとは、お客さまを待つだけです。

 私たち3町村のテントがあるのは、メインの通りからは外れた場所にあったため、当初は「そんな場所でお客さまは来るのだろうか?」と少々不安があったものの、今年は天気が荒れることもなく(若松の十日市の日は荒れる=吹雪くことで有名なのです)、気候も穏やかで暖かかったこともあり、客の出足は好調。雑煮が出来上がったところで、早々と2~3人の方にご注文いただき、三島町でいっしょに参加したMさんの会津地鶏の地鶏汁やひしお漬け、Eさんのそばおやきやおこわなどもいい具合に売れていきました。
 

 「関西風」ということもあり、お客さまの中には関西出身の方が声をかけてくれたり、あるいは、大阪出身で今は三島町に住んでいる、というカワイをネタに話をしてきたりする方もいて、思いがけないコミュニケーションもありました。
 実はスタッフ3人とも、若松の十日市に来るのは初めて。交代で市を見に行ったのですが、人の多さにはびっくり。カワイは、市神様「神明神社」のお札などを手に入れ、満足した様子。
 片づけが終わり、帰路に着く頃にはどっと疲れがあふれてきましたが、楽しい一日でした。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    まずは完売おめでとうございます。

    十日市は歴史から言っても人気から言っても
    会津一のイベントです!

    何故こんなに人気があるのだろう!
    過去に幾多の危機があったにもかかわらず
    他の伝統行事が衰退して行く中で
    いまだに衰えない・・・
    その秘密がどこかに隠されていると思います。

    今回初めて十日市を経験され
    その秘密の一旦を体で感じましたか?!

    今、会津若松では神明通りの活性化のため
    十日市のノウハウを活かし再生を図ろうと
    云う動きがあります。(例毎月十日は十日市!近郷近在の特産物大集合!神明通りが大産直売所等)
    当町出身のMさんも本気でがんばっておりますね。

    このようなイベントには積極的に参加し!
    会津は一つして大いに交流を図りましょう!

    そして・・・
    きっと!きっと!三島町には良い結果が訪れると思います。

    PS.
    かっちゃんのお店見てきましたか?

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  2. 初めて訪れた十日市。
    神明通りの人・人・人!には本当に驚きました。
    会津には、あんなに人がいたんですねぇ(笑)

    あの賑やかさと楽しさには、
    やっぱり惹かれるものがありますね。

    ちなみに、出店があまりにも多すぎて、かつ個々の自由時間が少なかったため、かっちゃんのお店は見つけられませんでした。残念~!

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