2010年3月17日水曜日

会津とラオスで「何もない」を見つめる















 昨日、我がいまここネット代表のヤギから、旅の頼り第2便が届きました。
 1月4日に日本を出国して以来、東南アジアへ自分探しの旅に出ているヤギ代表、2月に第一便の絵葉書が届いたものの、その文面はなんだか修行僧のようなストイックなものを連想させるいま一つぱっとしないものでした。。。
 ところが!昨日届いた絵葉書からは、ようやく自分の心のありかを見つけたような躍動感が伝わってくるようでした。旅を楽しむことがいちばんなのにね、とスタッフが話していたのを聞いていたかのようにラオスでご機嫌になっているらしいヤギ。しかもそこには

 「活動日記」で会津の大雪を見るたびに、海外へ「逃亡」して正解だった

と書かれています。やっぱりシンガポールやベトナムからいまここブログにアクセスしていたのはヤギ代表だったのですねぇ!

 そして、この旅の中でラオスがいちばん居心地がよく最も印象に残ったというその理由として書かれていることが、大変興味深いのです。その理由というのが、「何も無い」ということ。そのこと、つまり、「何も無い」ことが自分の居心地をよくしてくれているということがヤギにとっては衝撃であり、感動だったらしいのです。
 11月のトークライブで、赤坂憲雄先生と「何もないをみつめる」というテーマで話した時には、自分が今いる環境を変えなければならない!という気迫や使命感のようなものが感じられたヤギ代表。旅に出てみて、その時感じていたこととは違った感慨を抱いているようです。


 先週の12日から14日の3日間、いまここスタッフのあおいは、東京であった「地域コーディネーター育成講習会」を受講してきたのですが、どの講義の中でも言われたのは、「地域のよいところ、個性を見つけ出して繋げていくことが地域を活性化させること」ということでした。
 地域の人たちが「何もない」というのは、実は中にいる人たちが気づいていないだけで、よそ者から見れば宝物がたくさんあります。それをうまく繋げていって、「生かす」と「活かす」こと。地域の資源をお金にすることだけではなく、そこに住む人たちの誇りを再生することも重要なのだと教えてもらいました。
 「住民を巻き込む」とよく使いがちですが、自分たちが主役なのではなく、地域のよいところを探して地域の人たちと繋がることが大切、ということも言わ れ、うっかり私たちが陥りそうな部分を意識し直すことができたのもよかったです。


 新年度が始まる前に、会津と東南アジアでスタッフと代表が同じ視点に立てたような出来事。不思議ですね。

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