2010年6月10日木曜日

講座「三島を学ぶ」第7回を開催します!


 今月の講座「三島を学ぶ」は「宮下発電所建設秘話」です。

 私たちの活動する三島町を流れる只見川は豊富な急流で水量もあり、高落差もあるため、水力発電の条件を満たしており、東北や関東地方に電力を供給するための電源開発が戦前より大規模に進められ、発電所やダムが只見川流域に次々と建設されていきました。

 三島町でも昭和16年(1941)に宮下水力発電所建設に着工、昭和21年(1946)には発電が開始され、多くの人々がその恩恵にあずかっています。 

 しかし、戦中の劣悪な労働環境や極端な資材不足などが重なり、宮下の発電所建設には56人(58人?)もの尊い人命が失われた歴史があります。その犠牲者のなかには日本人だけでなく、中国人や朝鮮人も含まれており、彼らを慰霊する石碑が宮下発電所ダム直下の只見川右岸に建立されています。また、発電所建設により只見川の景観も大きく変化しました。

 今回の講座では青年時代に臨時雇いとして宮下発電所建設にたずさわり、以後60年にわたり当時の資料を集めてこられた三島町文化財専門委員の小柴吉男氏をお招きし、三島町の宮下発電所建設に関連したさまざまな出来事についてお話いただきます。

 前回の講座から「いまここカフェ」ではなく、三島町役場隣(同じ建物)の町民センターの一室をお借りして講座を開催しておりますので、お越しの際にはご注意ください。


日 時 :平成22年6月19日(土) 14:10~16:10

場 所 :町民センター(三島町役場隣)

講 師 :小柴吉男 氏(三島町文化財専門委員)

参加費 :無料

主 催 :いまここネット  

共 催 :三島町教育委員会 奥会津書房

お問い合わせ:いまここネット 担当:川合正裕

Tel & Fax:0241-52-2887  E-mail:imacoco2009@gmail.com

※本講座は平成22年度公益信託うつくしま基金の助成を受けています。

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