2009年11月16日月曜日

POPレタリング講座、行いました!

 14日の土曜日、夕方6時からPOPレタリング講座を行いました。
 講師は、三島町観光協会の大竹一永さん。大竹さんは、30年以上、スーパーの企画・営業部門で活躍していたことがあり、そのときの経験を活かして講座を開催していただいたのですが、 第1回目の今回は、お試し企画(?)ということで公にはほとんど募集せず、いまここスタッフのカワイ、あおい、それからいまここネット代表の八木に、道の駅尾瀬街道みしま宿の職員田崎さんを加えて4人での講習会となりました。

 まずは、大竹さんからPOPを書くときのポイントや、POPに関する予備知識などの説明があった後、実技へ。手始めに、教材のPOP用のマジックの扱いに慣れるために直線や曲線を描いてみるのですが、これがなかなか難しい。かすれず、一定の調子で、直線はまっすぐに、曲線はなめらかに、頭の中ではイメージできても、実際にマジックで描いてみると思うようにはなかなかいきません。
 今日は、太い平芯で数字を描くところから始まり、ひらがなを丸芯で描いてみるところまでやりましたが、描く回数が増えるごとにマジックの扱いにも慣れてきて、「だんだん楽しくなってきた!」との声も。
 最後には、太いマジックと細いマジックを使い、クリスマスをお題としてPOPを作成するという課題が大竹さんから出され、初めてPOPを製作。悩みながらも、とりあえずそれらしきものを作りました。

 POPのポイントとして教えていただいたのは、
  1.誰に
  2.何故をきっちり
  3.出所(産地等)をはっきり・・・
  4.そして 丁寧に
     書くのではなく 描くこと

 そのポイントを教えてもらった後に、大竹さんが見本で描いた「盛り蕎麦」のPOPを見せてくれました。ひとつは、「盛り蕎麦」の文字と値段が入っただけのもの、そしてもうひとつは、そこに産地や20食限定の文字がプラスされたもの。それを見たら、ポイントを抑えたPOPが人の目だけではなく、心も引きつけることを実感。
 昨今は、パソコンで手軽に作れてしまうPOPやチラシですが、手書きのよさや力強さ、それにマジックと紙があれば現場ですぐに作れてしまう、パソコンとは違った手軽さも捨てがたいものがあります。八木は早速、今年の年賀状はPOPレタリングで描こうと、意欲的でした!
 
 現場で様々な経験をしてきた大竹さんのPOP講座は、雑談交じりに話してくれたマーケティングなどに関する話も含めて、私たちにはとても新鮮でした。
 今回は、久しぶりにするのであまり人を集めずに、という大竹さんの意向もあり、少人数での開催でしたが、今後いまここカフェの定期的な講座として開催することを計画中です。
 

2009年11月14日土曜日

第3回いまここトークライブのお知らせ!


いまここネットでは「いまここトークライブ」と名付け、隔月でおこなっているイベントがあります。第3回は福島県立立博物館館長の赤坂憲雄氏×いまここネット代表八木周作の対談です。

テーマは<「何もない」を見つめる> (以下はチラシからの引用です)

 「何もない」町に、なぜ東京から来たの?
三島町に移住してきた頃、八木氏が町民の方に一番聞かれた質問です。
それに対して八木氏はこう答えました。
東京は何でもありそうだけど、本当は「何もない」気がして、寂しいから。
 一方、学者の立場から「何もない」という言葉に強い関心を持つ赤坂氏。
今回はこの異色の組み合わせで、共通の関心テーマ「何もない」について熱く語ります。
            「何もない」って何だろう?
二人の対談からその言葉の持つ意味が見えてくるかもしれません。


場所はいまここカフェ(福島県大沼郡三島町大字名入字上赤谷2424)、
日時は11月20日(金) 19:00より   入場は無料です!
お問い合わせ等はいまここネットまでお願いいたします。
(詳しくは本投稿の画像をクリックしてご覧ください)

2009年11月13日金曜日

講座「三島を学ぶ」第1回開催しました!


久しぶりの更新となります。もう先週の土曜日になりますが、講座「三島を学ぶ」第1回「荒屋敷遺跡発掘秘話」を開催いたしました!お客様が何人いらっしゃるか不安だったのですが、20人近い方が足をお運びくださりまして、盛況となりました。

司会が初めてで緊張気味のスタッフ・カワイの拙い進行も何のその、講師である小柴吉男さん、小松順太郎さんが熱心に語る講演に皆様耳をかたむけておられました。特に小柴吉男さんはほとんど席に座らず、プロジェクターに映し出された当時の発掘風景や、当日展示していた出土物のレプリカや写真パネルを行ったり来たりして解説する熱のいれよう。予定していた2時間はホントにあっという間でした。

内容も当時の臨場感が伝わってくるような、まさに手に汗にぎるお話ばかり。出土した漆塗りの土器がみるみるうちに色褪せていくお話や、緑の葉っぱが大量に出土し空気に触れるなり色がくすみ朽ちていくお話、退化してしまったのか眼のないドジョウが棲んでいた話などは報告書を読むだけでは知りえないもの。まさに「秘話」といった感じです。また発掘作業員として荒屋敷遺跡にたずさわった町の方も数人おいでくださり講演中に当時のことをお話いただくなど、大変貴重なものとなりました。

講演後は展示した写真パネルや出土物のレプリカを皆様興味深そうに見ていらっしゃいました。わからないことがあれば、小柴さんや小松さんに聞けるのですから、なかなか贅沢な機会だったかもしれません。


この講演でスタッフである私も荒屋敷遺跡から出土したものが日本・東北の歴史を変えうるほど貴重なものであったことがよくわかりました。このような遺跡が三島町にあることを大変嬉しく思うとともに、ではどうやって活かしていくのか、継承していくのかという課題もあります。

出土した遺物は三島町で良好な保存状態のまま、皆様の眼に触れられるようにするのがいいのではないかと思うのですが、そういった環境を整えることはなかなか難しく、現在いくつかは県立博物館に寄託していています。また、小松順太郎さんがおっしゃっていたのですが今の子どもたちが考古学にあまり興味を持たないのは畑などで土器のカケラやヤジリといった遺物を拾う機会がないからではないかとのこと。小柴さんも小松さんも子どもの頃から何かとそういった遺物に触れていたからこそ、この世界に興味を持ったらしいのです。実際、私も子どもの頃にそんな体験をしていたら、考古学にのめりこんでいたかもしれません・・・・・・


とにもかくにも、お忙しい中、ご来場のお客様、そして講演いただいた小柴さん、小松さんにはあらためて感謝を申し上げたいと思います。


さて、次回の講座「三島を学ぶ」第2回は「会津の山ノ内一族―三島町の中世―」(仮題)となりました。講師は第1回と同じく小柴吉男さんにお願いしています。日程は12月13日(日)14:00~16:00の予定。詳しく決まり次第、このブログでもお知らせしたいと思います。

2009年10月31日土曜日

みそ作り教室、開催します!

 日本の食卓にはかかせないみそ。以前は各家庭で手作りしていましたが、現在では買うことが多くなりました。
 しかし、大豆とこうじと塩があれば、みそは意外と簡単に作れるのです。
 「手前味噌」の言葉どおり、手作りみそはそれぞれの家庭の味があり、時間が経つごとに味が変化していきます。それを楽しめるのも、自家製みそならでは。
 
 いまここネットでは、春のみそ作りに続いて、秋のみそ作り教室を開催します。

みそ作り教室(日帰り)
 日時:11月29日(日) 13:00~15:00
 場所:森の校舎カタクリ(三島町大字西方) 
 参加費:一口 3,000円(3kgのみそをお持ち帰りいただきます)
 ※みそを持ち帰るための容器をご持参ください。

 また、1泊2日で、森の校舎カタクリに前泊して前日にそば打ち体験、みそ作り当日の朝、豆を茹でるところから参加することもできます。

そば打ち体験とみそ作り(1泊2日)
 日時:11月28日(土)・29日(日)
 場所:森の校舎カタクリ 
 参加費:一人 10,500円
 ※宿泊費(3食付)、そば打ち体験、みそ作り(1口3kg分を持ち帰り)を含みます。
  28日(土)14:00までに、森の校舎カタクリにおいでください。

お申し込み・問い合わせは・・・
 いまここネット
  福島県大沼郡三島町大字名入字赤谷2424
  電話&ファックス 0241-52-2887
  メール imacoco2009@gmail.com

定員は50口です。
11月26日(木)までに、いまここネットへ電話かファックス、あるいはメールでお申し込みください。
日帰りみそ作り教室か1泊2日そば打ち&みそ作りの別、住所、氏名、電話番号(連絡先)、参加口数、参加人数をお知らせください。
参加費用は、当日受付の時にいただきます。

2009年10月28日水曜日

講座「三島を学ぶ」第1回!


「みんなで三島町の色々な文化を学ぼう!」ということで来月から毎月1回、「いまここカフェ」にて講座「三島を学ぶ」を開催することになりました。三島町教育委員会、奥会津書房との共催です。

第1回のタイトルは「荒屋敷遺跡 発掘秘話」です。

三島町にある荒屋敷遺跡というのはご存知でしょうか。1980年代後半に発掘された縄文晩期から弥生時代の遺跡です。二千数百年間、土の中で水漬けの状態で残っていたため、繊維の編み物や木製品などが発見され、全国的にも大変注目されている遺跡です。

今回の講師は三島町の文化事業に数十年取り組んでこられた小柴吉男氏、小松順太郎氏にお願いしています。お二人は荒屋敷遺跡発掘当時の担当者で、現在は三島町文化財専門委員として活躍されております。

内容は専門的なものにはせず、発掘当時の思いがけないエピソードや遺跡に秘められた物語を中心に語っていただく予定です。打ち合わせで色々お話をうかがっていますが、ワクワクするようなものばかり。貴重な機会ですので、お時間ありましたらぜひご参加ください。


日時は11月7日(土)14:00~16:00となります。参加料は無料。申込み等は不要です。お問い合わせはいまここネットまでお願いいたします(連絡先は本更新でアップしたチラシをご参照ください)。

2009年10月27日火曜日

imacoco展開催中!


ブログでのお知らせが遅くなりましたが、現在「いまここカフェ」では「imacoco展」と題し、三島町在住のアーティスト半沢政人さんとアーティストであり、いまここネットスタッフでもある轡田倉満の美術展が開催中です。

開館は9:00~17:00まで。期間は11月6日(金)までです。三島町にお立ち寄りの際はぜひお越しください。入館料は無料ですので、お気軽にどうぞ!

2009年10月24日土曜日

ソバを刈る!


「ソバ、もう刈んねばなんねぇよ」と、いつもお手伝いいただいている西方地区のおじさんが「いまここカフェ」まで教えに来てくれました。本当に、町の方にはお世話になりっぱなしです。

というわけで、味噌豆を唐箕にかけた日の午後からはソバ刈り。これもやり方がわからないので、お忙しい中、エコプロの五十嵐さんに来ていただき、刈り方、縛り方、干し方を教えていただきました。

ソバを植えた面積は1畝、多くても2畝しかないので、すぐ終わるかなと思っていたのですが、けっこう時間がかかり、日も暮れてしまいました・・・・・・

実は「刈り打ち(かりぶち)」という、刈ってすぐにソバを打ち落とす方法がいいよと、カタクリ会の方はおっしゃっていたのですが残念ながら時間切れ、ソバ打ちは後日となりました。